イソフラボンは女性の味方、また男女問わずに健康によい栄養素として人気の高いものです。
実は、イソフラボンには２つの種類があります。
ひとつは「グリコシド型イソフラボン」といって分子の大きいものです。
糖と結びついている状態で、摂取した量のうち、２割程度しか体内に吸収されないといわれています。
豆腐や味噌といった日本人にはなじみの深い大豆製品はグリコシド型イソフラボンです。
もうひとつは「アグリコン型イソフラボン」という種類のもので、こちらは糖が取り除かれた状態のもののことをいいます。
アグリコン型は消化吸収の妨げとなる糖がはじめからないので非常に吸収されやすく、効率よく摂取できるというメリットがあります。
アグリコン型はさらに３種類に分けられますがこれらいずれのイソフラボンも共通する効果は女性ホルモンのエストロゲン様の作用があり、女性の美容や健康の維持や促進に効果が高いこと、強力な抗酸化作用によって身体のさびを防止してくれることなどといった効果が期待できます。
「ゲニステイン」はエストロゲン様作用が比較的強く、摂取量に注意が必要です。
「ダイゼイン」はエストロゲン様作用が穏やかで、安心して摂取することができます。
サプリメントからイソフラボンの摂取をするときには選ぶ基準として、大豆の胚芽由来であること、とりわけ「アグリコン型イソフラボン」、「ダイゼイン」を含んでいるかどうかをチェックするとよいでしょう。
